
いつもよりも大幅に使った記憶もないのに水道料金が突発的に高くなってしまった場合は、水まわりのどこかで漏水症状が起こっている可能性が高くなります。
通常は水道料金検針のときに指摘されることが多く、漏水の疑いがあるということで通知されます。
水道局で漏水箇所を確認していただき、その後水道局の指定業者(地域の水道局に登録している民間業者のこと)への修理依頼を勧められます。
(※水道局では公共部分の工事・修理以外はおこなっていないため、敷地内の水道の修理についてはお客さまのほうで水道修繕の資格を持った登録業者へお願いしてくださいというお話しになります。)
どの程度の漏水状態なのかにもよりますが、「いつもの水道料金の何倍にもなった請求が来た」などという事例も多いですし、冬期間積雪のために水道メーター検針ができない場所では春になったタイミングで10万円超えの水道使用量になっていたなどというケースもあります。

このように水道料金が高額になった場合には、所定の手続きをすることで料金が引き下げられることになります。
まずはお住まいの地域の水道局指定業者に修理を依頼し、水道局指定業者での修理が完了した後、その業者から水道局へ漏水証明書を提出することで水道料金の減免がなされます。
札幌市内にお住まいの場合は、札幌市内の指定業者へご依頼することが必要です。他地域の指定水道業者や、指定登録をしていない水道業者での対応は不可となりますのでお気をつけください。
※弊社ウェルハウス札幌では札幌市の水道局指定業者のため、札幌市内全域の漏水修理・漏水証明申請は可能ですが、近隣市町村での対応はしておりません。
ただしどのような場合でも免額対象になるわけではありません。
お住まいの構造や、漏水原因や箇所により、減免手続きが可能な場合とそうでない場合があります。
ごく一般的に減免対象として扱われるケースとしては、以下のようなものがあります。
・水抜き栓(室内水道の元栓)での漏水
・トイレタンク内の部品故障による漏水
・壁の中や天井裏、床下など隠蔽部分での漏水
普通に生活している中で長期間気づきにくい箇所については救済措置として減免がされることが多いですが、目に見える箇所の配管や蛇口からの水漏れについては対象外になってしまうことがほとんどです。
また、受水槽等を使用しているマンションなど、水道局の水道料金検針の範囲外になるお住まいの場合は漏水申請ができないことになります。
水抜き栓からの漏水

「水抜き栓」とは、冬場に室内水道の水抜きをしたり、応急的に止水するための室内にある水道の元栓のことです。
通常は床から10~20cmほど立ち上がっており、上部にレバーや回転式の操作ハンドルが付いていることが多く、かなり地中深くまでつながっている長い水道器具になります。
経年劣化すると内部パッキンなどの千切れや摩耗によって地中部で水漏れしてしまい、知らず知らずのうちに多大な水道使用量になってしまうことがあります。
あまりに症状が酷くなると水の動く音が響くため気づきやすいのですが、少量の漏水の場合はまったく気づけず、水道料金検針のときにようやくわかることも多いです。
※くわしくは【水抜き栓の漏水音】ページをご確認ください
トイレタンクの部品故障で漏水

トイレタンクの中には複数の部品が設置されていますが、これらの部品が経年劣化などで故障すると、きちんとした状態で止水しきれなくなり、水道料金が上がってしまう原因となります。
原因となる故障部品によって、激しく水が止まらなくなることもあれば、ハッキリ判断できないほどに少量の水が細く流れ続けることもあり、場合によっては漏水していることになかなか気づけないということもあります。
トイレタンクには大きく分けて「横給水モデル」と「下給水モデル」とがあり、それによって修理対処が変わってきます。
(弊社で修理対応しているのは昔ながらの横給水モデルのみになります。)
※くわしくは【トイレの水漏れ】ページをご確認ください
隠蔽部分での漏水

一般の住宅ではほとんどの場合、壁の中や天井裏に水道配管が通っています。
また、近年の床下断熱に優れた建物の場合や、後から水道管を取り替える工事をしたお住まいなどでは床下に水道管が通っていることもあります。
これら普段は目に付かない隠蔽箇所で漏水があって水道料金が高額になった場合も、減免申請を受けられる可能性が高くなります。
あからさまに室内に水気が出てくることもありますが、箇所や構造によっては水気が壁の中や床下に落ちていき普段の生活の中ではまったく漏水していることに気づかないケースもあります。
隠蔽箇所の漏水修理は、修理箇所を露出させる必要があるため、場合によって壁などの内装部の解体をしなければなりません。
他にも諸条件によって水道料の減免の対象になる場合とならない場合があり、最終的には漏水原因部分と水道局での判断によることになります。
