
トイレタンクの内部に設置されている部品が故障してしまうと、水の止まりが悪くなったり、水漏れが続いてしまうことがあります。
トイレタンクの構造によって修理対応が違ってきますので、まずはおおまかな構造からご説明します。
トイレタンクには必ず水道が繋がっているルートがあります。
この給水経路の位置によって内部構造が違いますので、まずはそれを修理方法の目安にしてください。

横給水モデルのトイレタンク
昔ながらのトイレタンクの給水構造といえば、上の画像の黒丸で囲われた箇所のように、トイレタンク側面上部に水道配管が繋がっている「横給水」構造になっています。
一般的には金属製の細めのパイプですが、ウォシュレットなどの温水洗浄便座をお使いの場合はホースタイプのものが取り付けられていることもあります。
トイレの水を流すためのレバーハンドルがありますが、それと同じくらいの高さに水道配管がタンクに接続されているつくりになっています。
このようなモデルの場合は、内部の部品が故障してもほとんどの場合即修理が可能です。
純正部品が製造されなくても、代替品などを利用して直すことができるものが多く、かなり古いモデルのトイレにも部品を合わせることができます。
(INAXのカスカディーナという旧型特殊タイプの場合は対応できない箇所もあります)

※横給水構造のトイレの内部金具図
トイレの水漏れが発生した場合には、各所の部品を確認することになりますが、ごく一般的に多いケースをご案内します。
◆トイレの水がポタポタといつまでも継続的に少量漏れる場合
→ ボールタップやフロートバルブの故障の可能性があります
◆かなり勢いよく水が流れ続けたまま止まらない
→ ボールタップ・フロートバルブの故障のほか、オーバーフロー管(フロートバルブを固定しているプラスチック製の部品)の破損の可能性があります
◆水を流すとレバーハンドル固定部やタンクのフタの隙間から水漏れ
→ ボールタップの故障の可能性が高くなります
◆トイレの床に水が漏れてくる
→ 温水洗浄便座の故障、トイレ水道管からの水漏れ、タンクまわりからの水漏れ(トイレタンク内の部品故障や、タンク・便器設置部分の部品劣化)など、様々な要因が考えられるため現地調査が必要です
※弊社ではウォシュレットなど温水洗浄便座の故障や水漏れ修理は対応外となります。
機器の修理は原則製造メーカーへのご依頼をお願いいたします
下給水モデルのトイレタンク
ここ20年ほどのあいだに製造されはじめたトイレタンクのモデルでは、大半が下給水構造になっており、タンク下から給水ホースで水道が接続されています。
この下給水構造の場合は修理が厄介で、それぞれ型式によって違う純正部品を用意しなければ修理できません。
代用品・代替品の部品は無いため、製品メーカーで部品の供給がストップしてしまうと修理不可能になってしまいます。
また、複雑な構造だったり、故障箇所の判断がしにくいモデルも多く、故障や水漏れ時の対応は製品メーカーでおこなっていただくトイレタンクになります。
タンクと便座が一体型になっているモデルや、高年式のトイレ、タンクレスモデル、ボタン洗浄モデルについてはすべてこの下給水になり、メーカーでの部品製造が中止になった時点でトイレ丸ごと交換しか対処方法が無くなってしまうものです。
※弊社では下給水モデルのトイレ修理は全般的に対応外となります。
製造メーカーのメンテナンスをご依頼ください
ご自身で修理対応をお考えの場合は、余計な箇所まで破損させてしまう事例が多いため、十分にお気をつけのうえ作業してください。
