
室内の排水(汚れた水が流れて行く経路の配管)というのは、室内の床下から地中に繋がっている塩ビパイプを通って、お住まいの敷地内外部を経由して公共のマンホールへと流れていきます。
排水管には傾斜がつけられており、その傾斜があることによって最終の公共排水へと自然に流れていけるように施工されています。
ただし、排水管の途中に破損や詰まりがあったり、傾斜がきちんととれていない構造になってしまっているとスムーズな水の流れにはならなくなることで様々な排水トラブルにつながります。

各水まわり箇所から経路ごとに地中を通って外側に出ていき、
それらが合流して最終的に公共排水へと流れて行く構造になっています。

↑ こちらはお住まいの外側に設置されている塩ビ製の排水マス(敷地内のマンホール)です。
室内地中部分からの排水パイプが家の外に出てくる付近に設置されるもので、点検や清掃が必要な場合に重要になってくる箇所です。
通常はこの排水マスを経由してからメイン経路へと合流して、その先の公共マスへと流れていくようになっています。
戸建て住宅の場合、トイレは単独経路で家の外に出てきて排水マスが設置され、台所排水も単独で家の外に出てきて排水マスが設置されていることが多くなります。
そのほかのお風呂・洗面・洗濯排水などは室内の床下で合流してから、まとまった経路で家の外に出てくることがほとんどです。
台所排水は油汚れや細かな食材カスが流れていきやすく、定期的に清掃が必要な箇所のため、その他の排水経路とは別経路にしている構造になっている傾向があります。
それによって、定期的な清掃や詰まり除去、詰まりが起こった場合に他の排水まで使えなくしないようなつくりになっているのです。
(お住まいの排水構造によっては分離されていないこともごくまれにあります)

↑ 古いお住まいの場合には塩ビの排水マスではなく、大型のコンクリート桝(石マス)が設置されています。
耐用年数は40年程度で、コンクリートの劣化によって内部の排水経路が破損してしまうと大掛かりな交換工事が必要になります。

↑ 道路寄りに設置されている公共マス。
画像は札幌市の公共マスのため「札下」という刻印があります。
1軒に1カ所の設置ではなく、複数のお住まいの排水が集まってきていることもあります。
この公共マスよりも敷地側の排水はお住まいの方の所有となります。
